自家製ハーブティーを作るには?~庭のハーブでハーブティーを~

自分で栽培したハーブを楽しむ幸せ

ハーブティーというと、気取った感じやとっつきにくい感じがして、敬遠してしまう人もおおいかもしれません。
味が苦手という人や、なんだかなじめないという人にもぜひためしていただきたいのが
「自分で育てたハーブをつかって心身をリラックスさせるハーブティーを淹れてみる」というアクティビティです。

家庭菜園でトマトやキュウリを作って収穫して食べるとき、買ってきた野菜を調理するよりうんと美味しく感じることはないでしょうか?
その野菜が育つ過程を間近で見守っていると、実った果実を食べるときの感慨ひとしおという感じがしますね。
ハーブだって同じです。
バジルやミントなど育てたハーブの葉をそのまま利用することもあれば、ポプリやサシェなどの雑貨に利用したりもします。同じようにハーブティーに淹れるハーブだって、自分で栽培することができるんです。

育てやすいおススメハーブは?

ここでハーブティー用のハーブ栽培におすすめなのがマロウ(ウスベニアオイ)です。おススメの理由はいくつかあります。マロウというのは、メディカルハーブとしてもしられるアオイ科の植物です。ゼニアオイはマロウの変種です。
おすすめの理由をいくつか挙げたいと思います。

まず一つ目は、栽培がとっても簡単なことです。
日当たりがよく、乾燥した場所であれば育てることができます。また、二年草なので長期にわたって楽しむことができます。梅雨時には風通し良くするための剪定が必要ですが、水やりにそれほど神経質にならずに育てられ、京都の冬も屋外で無事に越すことがでいます。

そして二つ目のおすすめ理由はは、花は大振りで艶やかなピンク色をしているので、観賞用にも楽しむことができ、初夏の花壇を彩ってくれるからです。
ヨーロッパ原産で、草丈60~90㎝ほど、5~6月には約10㎝の紫紅色と呼ばれる花の色をしています。
花弁はとっても薄くて繊細な、縮緬のようなちょっとクシャっとした何とも言えない自然の造形美を私たちに見せってくれます。

そして三つ目の理由は、とっても体に優しいことです。アントシアニン、タンニン、粘液質を含んでいます。この粘液質が、のどの痛みや胃炎、胃潰瘍、尿道炎を鎮めたる効果があるとされています。風邪でのどがイガイガする時に飲むのがおすすめのハーブティーができます。

そして何よりも大きな理由が、その色にあります。
マロウは、成分に含まれるアントシアニンの影響でブルーのハーブティーを淹れることができます。ほかのハーブとは異なる素敵な「マロウブルー」と呼ばれる色のハーブティーはとても素敵な色です。
また、レモンを数滴たらすと「あら不思議!」。
なんと、さっきまでブルーだったハーブティーがピンク色にあっという間に変化するという驚きの光景を見ることができてしまいます。子どもから大人まで、何度見てもびっくりする不思議な不思議なハーブティーを味わえる魅力的なハーブです。

まず、花屋さんやネット販売されているお店でマロウの苗を買いましょう。
初夏になると次から次へと、濃い紅色の花を咲かせてくれます。そして花が咲いたら収穫です。
雨の日を避けて晴れた日の午前中に摘みましょう。摘んだ花は花びらの部分だけを上手にはずして、乾燥させます。風通しが良く日当たりのいいところでよく乾かしましょう。梅雨の時期などは電子レンジやオーブンを使って低温でサッと乾燥させるのもおススメです。

栽培からハーブティーを作るまで

秋ごろまで順次開花していきますが、ドライフラワーにして保存しておくといつでも好きなときにハーブティーを楽しむことができます。ドライにした花弁の部分をカップに淹れてお湯を注ぐだけで、あっという間にマロウブルーのティーができあがりです。

自分で育てて淹れたハーブティーは本当に格別で感動間違いなしです。植物由来の身体に優しい成分を取り入れて、梅雨のジメジメや体調不良を元気に乗り切りましょう!!



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